情報処理講座の目的と獲得する知識

始める前に

この授業は情報管理の知識を持っていることを前提として進められます。特にファイル操作に関連する基本的な知識は必須となるので、足りないと思われる方は各自復習してください。

さて、現代の社会生活・社会活動において、コンピュータは必須の道具であり、これ無しには成り立たないと言って差し支えないでしょう。最も身近にあるコンピュータとして、スマートフォンがあると思います。

この小さなデバイス(コンピュータ)の中に、私たちはそれぞれお好みのアプリケーションをインストールし、日々の生活の中で活用している訳です。

ところで、これらのアプリケーションが扱っているものは一体何でしょうか?

それは「データ」です。

  • 友人とショートメッセージやメールで連絡を取る。
  • 撮った動画を友人と共有する、またはネットで共有しみんなに見てもらう。
  • ネットで服を探して購入する。
  • 代金を送金する。
  • ・・・などなど

どんな些細なメッセージやメールのやりとりであったとしても、それらは全て「データのかたまり」として扱われ、どこかで管理されているのです。

さらに、私たちが扱うデータの数は日々増幅し、その大きさは年々とんでもなく大きくなるばかりです。そして、私たちはそのようなデータを「上手く扱う」ことによって、作業時間を短縮し、また正確に行い、その結果、自らの生活に豊かさをもたらそうとしているのです。

この講座では、「データ=情報」を扱うための基本的な知識や考え方を実習形式で学びます。

具体的にはExcelという表計算アプリケーションを使い、日々の生活の中での様々な問題解決にどの様に役立つのかを実践します。

目的

  • デジタルデータ(情報)を適切に扱うことによって、将来にわたり豊かさを得ることが出来る。
  • データにはどの様な種類があって、それぞれどのような特徴があるのかを考える。
  • 様々な情報を収集・分析・共有することで、私たちの暮らしにどの様な影響力があるのかを考える。
  • AI(人工知能、深層学習)の基本的な仕組みを知り使ってみる。(ChatGPTなどの利用)

獲得する知識

基本的なExcelでの計算方法、データ処理が出来るようになる。他の表計算アプリなどへの応用。

データをどの様に扱うと役立つのか、データの収集と集計を実践形式で身につける。

グラフなどによる情報の視覚化を通して、より有効な活用法とその知識を得る。

データ分析とその有効性、AI(人工知能、深層学習)への活用に向けて基本的な知識を得る。